ZIC2 とは何か:ジンクフィンガー転写因子・前脳症HPE5・成体脳での新興知見
ZIC2はジンクフィンガー転写因子ZICファミリーの中核遺伝子で、神経板の背側化、神経冠、脊索、小脳顆粒前駆、そして両眼視野を支える網膜の同側性軸索投射まで、発生の複数段階で働く。ヘテロ接合の機能喪失変異は前脳症HPE5を引き起こすことが確立している。成体脳の神経幹・前駆細胞画分での発現データも蓄積し始めているが、機能的役割は新興・限定的な水準にとどまる。
Adult neurogenesis
成体の脳(主に海馬歯状回)で神経幹・前駆細胞から新しいニューロンが生じる現象。齧歯類では確立。ヒト成体での存在と程度は検出法依存で議論が続く。
別名・関連表記:adult neurogenesis / アダルトニューロジェネシス / 海馬神経新生 / 神経新生
ZIC2はジンクフィンガー転写因子ZICファミリーの中核遺伝子で、神経板の背側化、神経冠、脊索、小脳顆粒前駆、そして両眼視野を支える網膜の同側性軸索投射まで、発生の複数段階で働く。ヘテロ接合の機能喪失変異は前脳症HPE5を引き起こすことが確立している。成体脳の神経幹・前駆細胞画分での発現データも蓄積し始めているが、機能的役割は新興・限定的な水準にとどまる。
成体ヒトの海馬歯状回で新しいニューロンが生まれ続けるかは、いまも決着していない論点である。炭素14年代測定や死後脳の免疫染色が相反する結論を出してきた経緯と、検出をめぐる方法論の対立、そして加齢・運動・代謝・睡眠・ストレスという規定因子を、機序とエビデンス階層を区別しながら整理する。