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エルゴチオネイン

Ergothioneine

きのこ等が産生する含硫アミノ酸で、選択的トランスポーターOCTN1を介し酸化ストレスの高い組織に蓄積する抗酸化物質。

別名・関連表記:ERGO

老化のホールマーク

エルゴチオネインは『長寿ビタミン』候補か:Beelman 2020 が提起した食事性微量栄養素の論点

2020年に Beelman らが Journal of Nutritional Science で発表した論文は、抗酸化・抗炎症アミノ酸 L-エルゴチオネインを『長寿ビタミン』候補として位置づけた。きのこを主要供給源とし、発酵を含む食物連鎖を介して体内に運ばれる経路と、加齢関連疾患との関連を整理する。

FLR 編集部 8 min

腸内環境とSCFA

エルゴチオネインと死亡リスク:Smith 2020 が示した血中バイオマーカー

Smith らが 2020 年に Heart で報告したコホート研究は、血中エルゴチオネイン濃度が高いほど心血管死・全死因死亡のリスクが低いことを示した。本稿は、発酵食品に多いこの抗酸化アミノ酸がどう体内に運ばれ、長寿研究とどう機序でつながるかを整理する。

FLR 編集部 12 min

発酵食品

麹菌 Aspergillus oryzae の機能性:日本の発酵を支える生物資源

麹菌 Aspergillus oryzae は日本酒・味噌・醤油・甘酒の製造を支える糸状菌で、2006 年に日本醸造学会から「国菌」に指定された。Hamajima らが 2016 年に報告した、麹由来グリコシルセラミドが腸内 Blautia coccoides を選択的に増やす知見を起点に、伝統発酵が運ぶ機能性成分の機序を整理する。

鈴木 健吾 9 min COI

発酵食品

エルゴチオネインと発酵食品:長寿ビタミン候補が運ばれる経路

エルゴチオネインは菌類が生合成する含硫アミノ酸で、ヒトに専用のトランスポーター OCTN1 が存在することが知られている。Halliwell らが 2018 年に「食事由来の抗酸化分子」として整理し、Beelman らが 2020 年に「長寿ビタミン」候補として提案した経緯と、発酵食品が摂取源として機能する根拠を機序ベースで整理する。

FLR 編集部 8 min